歯周病治療

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歯周病について

歯茎から血が出る・歯茎が腫れた症状

歯茎から血が出る・歯茎が腫れた症状歯茎からの出血や腫れは、歯周病で起こっている場合が圧倒的に多い症状です。歯周病は初期には自覚症状なく進行する病気です。ある程度進行すると出血や腫れが起こりますが、これも数日で治まることが多く、痛みなどがないため深刻に捉える方がとても少ないのです。ただし、これを放置していると歯茎が痩せていき、そのうち歯を支える顎の骨が溶けてしまい、健康で何の問題もない歯が次々に抜けてしまうことになります。
日本人が歯を失う最大の原因はこの歯周病です。早期に発見して歯周病を進行させないようにケアしていけば、高齢になっても歯を失わずに良い状態を保っていくことができます。歯磨きの時の出血、歯茎の腫れに気付いたら、早めにご相談ください。

歯が動く・グラグラする

事故などによるものやぶつけたり転んだりして歯がグラグラする場合、できるだけ早く適切な処置を受ける必要があります。当日でも診療時間内であれば緊急の対応が可能ですので、すぐにいらしてください。

乳歯のグラつき

乳歯が良いタイミングで抜けないと永久歯の歯並びに悪影響を与えることがあります。永久歯が見えているのに乳歯がまだ抜けない、グラグラしている期間が長いなど心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

永久歯のグラつき

歯に衝撃を受けたわけではないのに、舌で押すと歯が動く場合、歯周病がかなり進行して歯を支える歯槽骨が溶かされている可能性があります。そのままにしておくと、むし歯がない健康な歯でも抜けてしまうことになります。また、歯周病が進行して他の歯への悪影響が大きい場合、グラつく歯を抜く必要が生じる可能性もあります。当院ではできるだけ抜かない治療を心がけておりますので、歯が動くことに気付いたらできるだけ早くご来院ください。

歯周病治療について

歯周病治療について歯周病は歯肉をはじめとする歯周組織の炎症を起こす感染症で、日本では成人の80%が歯周病にかかっているとされています。歯周病の原因菌はプラーク(歯垢)やそれが固まった歯石に生息しており、歯肉の腫れや出血などを起こします。痛みなどの自覚症状なく進行するため、気付いた時にはかなり進行して歯を失ってしまうケースが多いので、検診を受けて早めの治療を心がけましょう。当院で行っている歯周病の治療は、下記の通りです。

ブラッシング指導

歯周病の原因菌が大量に生息しているプラークを取り除くことで、口内の状態は大きく改善できます。歯周病治療や予防に最も重要なのが、毎日のブラッシングです。磨き残しのない正しいブラッシングを身に付けられるよう、当院ではわかりやすく丁寧にご指導しています。

SRP

歯石を取るスケーリング、そして通常は歯茎に隠れている歯根の表面までツルツルにするルートプレーニングの両方を行う治療です。歯周ポケットの中のプラークや歯石もきれいに除去し、表面がツルツルになるので汚れが付着しにくくなります。

歯周外科

症状が進行して歯周ポケットが深くなり、SRPでも届かない部分にたまったプラークや歯石を外科的治療で除去します。歯肉切開の後、深い部分にあるプラークや歯石、炎症による膿などをきれいに除去します。

どれほど正しい歯磨きをしても、通常の歯磨きでは取れない部分にプラークや歯石がたまります。歯科医院ではこうした汚れを専用の器具を使って徹底的に除去するプロフェッショナルクリーニングや検診で効果的な予防が可能です。定期的に通って、健康な口内を保っていきましょう。

歯肉炎と歯周炎

歯肉炎とは、歯に隣接する歯肉にのみ炎症が起きている状態で、歯肉の下にある歯周組織(歯根膜(しこんまく)・歯槽骨(しそうこつ))には炎症が波及していない状態です。
これに対して、歯周炎とは、歯肉とその下にある歯周組織(歯根膜・歯槽骨)にも炎症が波及し、組織が破壊されている状態です。

歯周病の検査

専用の器具を用いて、歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝)の深さを測る検査を「プロ―ビング検査」と言います。歯肉が健康な状態では、ポケットは1~3mm程度ですが、4mm以上になると歯肉炎または歯周炎であり、歯周炎が進行するほどポケットは深くなります。

また、レントゲン撮影を併用し、歯が埋まっている骨の状態(どれくらい減っているか)を確認します。 これらの診査により、実際に組織が破壊されているかどうかを見て、歯肉炎か歯周炎の診断をします。

歯周病が悪化すると最悪抜歯という選択になります。歯周病は最初は気づきづらく次第に進行していく病気です。
気づいたら重度の歯周病になっていたということも少なくありません。
そのため、定期的なクリーニングによる歯石除去や歯垢を除去や定期健診によるチェックをしてもらいましょう。

重度になると歯を抜かないといけない、もしくはぼろぼろになってしまうなどが起こります。
その際はインプラントや入れ歯などによる補綴治療で欠損部分を補う治療となります。

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