オプションによるインプラント治療

抜歯即時インプラントで手術した日に噛めるようになる

抜歯即時インプラント治療とは、インプラント体を顎の骨に埋入後、骨と結合する前に仮歯を入れて噛めるようにする治療法です。通常、インプラント体を入れてから下顎は約23ヶ月、上顎は約46ヶ月の待機が必要です。この間は歯がない状態になるため、機能性と審美性の両方が損なわれます。

即時荷重インプラントという方法により、手術した日に仮歯を入れることで、食事や会話への支障を最小限に抑えられます。この治療法では、歯科医師の技術だけではなく他にも複数の条件を満たす必要があります。手術の負担を抑えると共に治療期間を大幅に短縮できるため、患者さまのメリットが大きい治療と言えるでしょう。

骨が足りない方もインプラント治療を受けられます

歯を失ってから歯がない状態が長く続くと、その部分の骨は減ってしまいます。この場合、インプラント体を埋め込めるだけの骨の量がなく、治療を行えない場合があります。そうなると、入れ歯やブリッジを選ぶことになりますが、当院では失った骨を増やす治療を行い、骨が不足している方のインプラント治療を実現しております。不足している骨を補う治療法は次のとおりです。

ソケットリフト

上顎の骨量が不足している場合に行います。インプラント体を埋入する穴に人工骨を入れることで、上顎洞を押し上げて骨の厚みを増やします。そして、十分な骨量へと増えたのを確認してからインプラント手術を行います。

サイナスリフト

上顎に対して行う治療法で、骨の厚みが6mm以下の場合に行います。歯茎を切開したところから上顎洞を持ち上げ、そこに人工骨を入れて骨の再生を待ちます。歯茎の切開が必要なため、ソケットリフトよりも負担が大きくなります。

GBR(骨誘導再生法)

骨が足りないところに人工骨や自分の骨を入れ、メンブレンという特殊な膜で覆うことで治癒力を高め、骨を再生する方法です。特殊な膜で覆うのは、骨のような硬い組織よりも歯茎のような軟らかい組織の方が再生が早く、骨を増やそうとしているところに歯茎が入り込んで骨の増生が妨げられる場合があるためです。46ヶ月でインプラント治療ができるぐらいの骨が増生されます。

CGF

自身の血液から抽出した骨の再生因子(フィブリン)を骨量が不足しているところに使用する治療法です。人工骨とフィブリンゲルを組み合わせて骨の修復を促します。自身の血液由来の成分を使用するため、感染リスクや拒絶反応のリスクを抑えられます。血液を採取する際に痛みを感じたり、極めて稀に内出血や神経損傷が起こりますが、患者さまへの負担が少ない方法と言えるでしょう。